法務博士の就職活動
2009年6月と少し古い記事ではありますがはてな匿名ダイアリーで興味深い記事をみつけました。法クラinfoでも拾われていたので法務博士の就職活動というのは関心のある話題なのだなあと実感しました。当ブログにも「法務博士 就活」「修習生 就職」といったキーワードできていただくケースが多くあります。
きつい質問が多いですね。とはいえ(面接で言われるかは別として)、確かに会話の中で聞かれてもおかしくないことが多いように感じました。就職活動するのであれば典型質問やロースクールや司法試験について詳しくない方が当然疑問に思うことに対しては、想定問答を考えておくことは必要かもしれません。
法務博士が就職活動してぶつかるのが、自分が強みだと思っているナレッジ・スキルを企業側があまり評価してくれないという認識ギャップです。きちんと体系的に勉強を頑張ったことよりも経験を重視する企業も多いので苦戦することもありそうです。自分の強みはこう考える、弱みはこう考えるというのを客観視するのはなかなか難しいと思うので、先輩・友人等に相談し客観的な意見をもらうのも有益です。
就職活動だと理不尽に感じるようなこともあると思いますが、耳をかたむけることが重要です。自分の短所・弱みをしっかり理解してそこをケアするような応答が出来れば上出来だと思います。多くの方は強みのアピールに終始してしまいますが、自分で認識している強みを相手は評価してくれるかわかりません。また、マイナスがないかという減点方式なマインドで面接にのぞむ面接官も大勢いるからです。弱みについて克服・対処可能なもの不能なものを峻別して対処可能な取り組みをどのようにしているか・すべきかを整理しておくと、良いアピールになることがあるのでおすすめです。
経済産業省で『多様な「人活」支援サービスの創出・振興』という取り組みをしており、スキルと経験をもつ社会人が成長分野で活躍し更なる価値創造を図ることを期待されています。その一環として35歳以上の転職支援等も政府が予算をつけて取り組んでいくことになります。経験というアピール素材が今はなくとも、経験を積みやりがいのある成長分野に転職できるような道が今後できるかもしれません。
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